- ミルキークィーンの紹介 -
低たんぱく、低アミロースで食味がよく、冷えても硬くならず、粘りが強く、おにぎり、弁当、炊き込みご飯に良い。
【育成経過】
「ミルキークィーン」(水稲農林332号)農水省農研センターが平成7年に育成した低アミロースの
半糯(もち)のうるち品種で、形態的・生態的特性が「コシヒカリ」に類似した良食味品種。昭和60
年代に「コシヒカリ」の5個体に胚乳突然変異を誘発させた。その種子のM1世代を養成、M2世
代をほ場栽培して選抜し、半糯突全変異個体2個体を得た。系統栽培等を経て、平成4年から地域適応性を検討した。

【特性の概要】
長桿で穂長、穂数はともに中。草型は中間型。粒着密度は中密。出穂期、成熟期とも育成地では早生の晩に属する。 対倒伏性は弱。いもち病のほ場抵抗性は葉いもち、穂いもちともに弱。白葉枯病抵抗性は中。穂発芽性、脱粒性とも難。耐冷性は極強。収穫量はコシヒカリよりやや低いとみられる。
外観品質はコシヒカリ並の中だが、玄米は通常不透明となる。粒状、粒大はコシヒカリ並の中。アミロース含量はコシヒカリよりも45%ほど低く、登熟期の温度条件で変動し、9〜12%程度。

※水加減は普通より10〜15%減らして炊いてください。おにぎりにすると抜群においしくコシヒカリとの差がわかります。
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